Sword and Magic >
>ドラゴンクエストI・II(SFC/GB)
『ちから』と『さいだいHP』が高いパワーファイター。呪文はまったく使えないものの、その高い攻撃力はあらゆる戦闘で役に立つ。レベルが上がりやすく、すべての武器防具を装備できる。パーティを常に引っ張っていく、リーダーのような存在である。
『ちから』『すばやさ』『さいだいHP』『さいだいMP』。どれを取っても平均的な魔法戦士。呪文を使え、ローレシアの王子ほどでないにしろ、装備品も豊富である。
『ちから』『さいだいHP』は低いが、高い『すばやさ』と豊富な『さいだいMP』が魅力的な魔法使い。最上級の回復呪文と攻撃呪文は、本当に頼りになる。装備できる武器防具は、3人の中でもっとも少ない。
戦闘はターン制である。仲間全員が1回ずつ行動し、敵が1回ずつ行動する。これが1ターンである。この繰り返しにより、戦闘はおこなわれる。
行動の順番は『すばやさ』が影響してくる。仲間全員と敵が入り乱れて行動する。しかし高いほうが先に行動しやすいというだけで、必ずしも『すばやさ』の順番で行動するわけではない。
フィールドやダンジョンを歩いていると、音楽が変わると同時に突然戦闘画面になる。
フィールド上では地形によって出現率が異なる。
「海」…最低。「草原」「茂み」…低。「森」「砂漠」…中。「山」…高。
「トヘロス」「せいすい」…しばらくのあいだ、弱い敵が出現しなくなる。ダンジョンでは効果がない。
モンスターが現れたあと、「しかし 〜は きがついていない!」と表示されたら、それは先制攻撃である。1ターンのあいだ、モンスターを一方的に攻撃できる。
また、最初のターンに限り、100%逃げることができる。
モンスターが現れたあと、「〜は いきなり おそいかかってきた!」と表示されたら、それは不意打ちである。1ターンのあいだ、モンスターから一方的に攻撃されてしまう。
持っている武器(なければ素手)で攻撃する。攻撃力が高いほど、与えられるダメージも大きくなる。もっとも基本的な攻撃で、通常攻撃と呼ばれることも多い。呪文の使えないローレシアの王子は、主にこれで攻撃していくことになる。
戦闘から逃げる。ただし、必ず逃げられるわけではなく、回りこまれた場合は敵の攻撃を受けることとなる。弱すぎる敵、または強すぎる敵。あるいはどうしようもないときなど、あくまでも最終手段として利用したい。
このコマンドは基本的にローレシアの王子のみだが、ローレシアの王子が行動できない場合(眠り、死に)はサマルトリアの王子。両方とも行動できない場合は、ムーンブルクの王女のコマンドとなる。このとき、代わりに「ぼうぎょ」コマンドが使えなくなる。
そのターンで受けるダメージを半減する。HPが少ないときなどに使いたい。
持っているアイテムを使う。使うのは主に道具だが、特別な効果のある武器や防具も存在する。武器や防具の場合、使ってもなくなることはない。
MPを消費して呪文を唱える。個々の呪文には消費MPが設定されており、現在MPより多いものは唱えることができない。サマルトリアの王子とムーンブルクの王女のコマンドである。
「こうげき」コマンドで攻撃したときに、まれに会心の一撃となることがある。このとき、守備力を無視してダメージを与えるので、通常より大きなダメージを与えられる。ダメージは攻撃力の値とほぼ同じになる。
そのモンスターに設定されている経験値とゴールドを得られる。最後まで残ったモンスターは宝箱を落とすことがある。
たとえ逃げるまでにモンスターを倒していたとしても、経験値、ゴールド、アイテムは一切得られない。
最後に復活の呪文を聞いた場所に戻される。ローレシアの王子は完全に回復で復活。サマルトリアの王子、ムーンブルクの王女はHP0、MPそのままの状態。所持ゴールドが半分になる。
・戦闘中、いっさい行動不能。
・回復方法…毎ターン、一定の確率で自然回復。戦闘終了で自然回復。
・移動中、4歩ごとにHPが1減る(HP1で4歩歩くと「しに」状態になる)。
・回復方法…【教会】どくのちりょう 【呪文】キアリー 【道具】どくけしそう
・HPが0になった状態のこと
・戦闘中、いっさい行動不能
・移動中、呪文、道具が使用不能
・全員「しに」で全滅となる
・経験値が得られない
・回復方法…【教会】いきかえらせる 【呪文】ザオリク 【道具】せかいじゅのは
HPは0になるとキャラクターが死んでしまい、MPは残りの値によって呪文が唱えられなくなってしまうので、適度に回復させる必要がある。特に遠出をするときや、ダンジョンに突入するときはそれぞれ最大値まで回復させておこう。最大値とは『さいだいHP』『さいだいMP』のことである。「つよさ」で確認できる。
これらのもっとも基本的な回復方法は宿屋に泊まること。宿屋に泊まると、HPもMPも最大値まで回復できる。その他、HPなら「ホイミ」の呪文や道具の「やくそう」。MPなら「いのりのゆびわ」を使うことにより回復可能。MPの回復手段は非常に少ないため、残りの値には十分に注意しておきたい。
一定の経験値を獲得すると、キャラクターがレベルアップする。このときに各パラメータが上がり強くなっていく。呪文を習得することもある。レベルの最大値はローレシアの王子が50、サマルトリアの王子が45、ムーンブルクの王女が35である。
装備は「ぶき」「よろい」「たて」「かぶと」に分類できる。「ぶき」は攻撃力を上げ、「よろい」「たて」「かぶと」は守備力を上げる。入手法は店で買うほか、宝箱などから手に入れることもある。装備は「そうび」コマンドでおこなう。
ゴールドを払い、宿泊する。HPとMPを最大値まで回復できる。
「やくそう」「どくけしそう」「せいすい」「キメラのつばさ」などの冒険に欠かせない道具を売っている店。
武器と防具、装備全般を売っている店。
「どくのちりょう」…仲間ひとりの「どく」状態を回復する。寄付金が必要。
「のろいをとく」…仲間ひとりの「のろい」状態を回復する。解除してもアイテムはなくならない。寄付金が必要。
「いきかえらせる」…仲間ひとりの「しに」状態を回復する。寄付金が必要。
「あずける」…持っている「おかね」や「どうぐ」を預ける。
「ひきだす」…預けている「おかね」や「どうぐ」を引き取る。
「あずける」場合も「ひきだす」場合も、「おかね」か「どうぐ」どちらかを選ぶ。「おかね」は1000ゴールド単位でのやり取りになり、預けたり引き出したりする際の手数料は必要ない。戦闘で全滅するとゴールドが半分になるが、ここに預けたゴールドは減らないので、すぐに使わないゴールドは預けておくとよい。
「ふくびきけん」を1枚使って、スロット形式の福引きをおこなう。主に、絵柄が3つ揃ったら景品がもらえる。
冒険の書に記録できる。冒険の終わりには、必ずセーブをしておこう。このセーブをした状態から続きができる。冒険の書に記録してくれる人は、主に王様であるが、それ以外の人物が教えてくれることも多い。また、次のレベルに必要な経験値も教えてくれる。
以下は、SFC版の説明書より引用したもの
武器・防具・道具
冒険の手助けをしてくれるたくさんのアイテムの中から、ほんの一部を紹介しましょう。アイテムは主に町や村にあるお店で売っていますが、モンスターや宝箱から入手するものもあります。
装備すると攻撃力が上がります。中には戦闘中に「どうぐ」として使えるものもあります?。
樫の木の丸太を削ってつくったもので、素手よりも少し攻撃力があります。
青銅でできた長剣で、敵にかなりのダメージをあたえます。
鎖の両端のかまと分銅で攻撃できます。
鋼でできた長剣で、軽くて固い強力な武器です。
武器としても使え、「どうぐ」コマンドで敵にギラの呪文と同じダメージを与えることもできます。
装備すると守備力が上がります。戦闘中で特殊な効果を持つものや、装備するだけで効果的なものもあります。
普通の人々が着ているものと同じ、最も初期の防具です。
細い金属の糸で編んだ鎧で、軽くて動きやすいのが特長です。
装備すると敵の攻撃から身をかわしやすくなります。
鋼鉄の部品を組み合わせてつくった強力な鎧。ほとんどの攻撃から身を守ってくれます。
軽く扱いやすく、最も一般的に使われている盾です。
鋼でできた頑丈な盾。皮の盾に比べ、圧倒的に守備力があがります。
お金で買える唯一の兜です。かなり重いのでドラゴンクエストIIのローレシアの王子にしか装備できません。
移動中、戦闘中のみ使えるものと、いつでも使えるものとがあり、コマンド「どうぐ」で使うことができます。
HPが回復します。回復の呪文が使えない場合は、必ず持ち歩きましょう。
体に毒が回ってしまった時、これを使うと毒素が消えてもとの状態にもどります。
神秘的な飛行力を秘めた翼です。空にむかって投げると、城や町に一瞬でもどれます。
体にふりかければ、しばらくの間弱いモンスターを寄せ付けません。ただし、塔や洞窟の中では効果はありません。
食べると「ちから」の数値が上がります。
「さいだいHP」を上昇させます。
呪文が使える人の「さいだいMP」を上昇させます。
以下は、SFC版の説明書より引用したもの
呪文を唱えよう
ドラゴンクエストIIでは、ローレシアの王子は魔法を使えませんが、ムーンブルクの王女とサマルトリアの王子は、はじめからいくつかの呪文を覚えていて、レベルが上がるに従っていろいろな呪文を使えるようになります。
唱えた者は指先から小さな炎の玉を発し、敵にダメージを与えます。モンスターの中にも、この呪文を使えるものがたくさんいます。
唱えた者の回りに真空状態をつくり、鋭い刃物のように敵を切り裂いて攻撃する呪文です。
「ギラ」の呪文が強力になったもので、ほとんどのモンスターに大きなダメージを与えます。
体内の血液を凝固させる、恐ろしい呪文です。呪文が成功すると、どんな敵でも死に至らしめることができます。
空中のあらゆるエネルギーを頭上で大爆発させ、すべての敵に大きなダメージを与える呪文です。
唱えた者の命と引き換えに、すべての敵を滅ぼすという、究極の自己犠牲の呪文です。
この呪文が成功すれば、モンスターが唱える呪文を封じ込め、呪文を使えなくさせることができます。
モンスターの守備力を下げる呪文です。成功すると、同じ攻撃でより多くのダメージを与えることができます。
この呪文を唱えると相手の脳神経が一時的にマヒし、しばらくの間眠りこけてしまいます。
モンスターの回りを魔法の霧で包んで幻影を映し出し、敵の攻撃を惑わす呪文です。
仲間の守備力を上げてくれる呪文です。この呪文をかけていれば、モンスターから受けるダメージが少なくなります。
モンスターとの戦いで傷ついた時にこの呪文を唱えると、「やくそう」と同じようにHPを回復してくれます。移動中、戦闘中どちらでも使えます。
HPを回復する「ホイミ」が強力になった呪文です。移動中でも戦闘中でも使えます。
最強の回復呪文です。どんなに傷ついた体も、あっと言う間にHPが最大値まで回復します。
体が毒に冒されるとHPがどんどん減ってしまうので、「どくけしそう」を使うか、この呪文を唱えましょう。一瞬のうちに体内の毒素を消し去ってくれます。
冒険の途中、死んでしまった仲間を生き返らせる呪文です。ただし、MPは回復されません。
洞窟や塔で迷ってしまったり、戻る体力が無くなってしまった時、この呪文で地上に出ることができます。
最後に話をした王様、または冒険の書を書きとめてくれた人がいる場所まで、一瞬のうちに戻ることができるという、とても便利な呪文です。
この呪文には、しばらくの間モンスターを寄せつけないという、「せいすい」と同じ効果があります。ただし、洞窟や塔の中や自分より強いモンスターには効きません。
町やお城などのバリアーや毒の沼を歩くとHPが減ってしまいますが、この呪文を唱えると、衝撃が消え、HPを消費することなしに歩くことができます。
鍵がなかったり、違っていたりしても、すべての扉が一瞬で開いてしまう、とても便利な呪文です。
何が起こるかわからない謎の呪文です。この呪文については世界中のどんな文献にも記されていません。