辺境の地、バトランド王国。ライアンはこの国の王に仕える、屈強の“王宮の戦士”です。
ある日、王様に呼び出されたライアンは、この地方で最近ひんぱんに起こっている、誘拐事件の捜査を命じられました。
ライアンもこの事件のことは聞きおよんでいました。
さっそく、ライアンはさらわれた子供たちを探すために、旅にでるのでした。果して、ライアンは無事、子供たちを助け出すことができるでしょうか? そして、子供たちをさらった憎むべき犯人を見事、捕らえることができるでしょうか…?
サントハイム王国のお姫様、アリーナは冒険が大好き。いつかはお城の外にでて、ワクワクするような冒険をしたいと思っていました。
でも、王様はそんなアリーナ姫のおてんばを許してくれません。「どうしてお前はそうおてんばなのじゃ。少しはお姫様らしくおとなしくしたらどうじゃ」と、いつもお小言ばかりです。
ある日、アリーナ姫はお城を抜け出し冒険の旅に出発することを決意しました……。
武器屋の見習い商人トルネコは、奥さんと子供の3人でレイクナバの町に住んでいました。トルネコの一日は、奥さんに作ってもらったお弁当を持って、向かいの武器屋に出かけることから始まります。
しかし、そんなトルネコには大きな夢がありました。それは、一生懸命働いてお金を貯め、世界一の武器商人になることだったのです…。
トルネコは、武器屋のカウンターの中でお客さんの相手をしながら、どうやったらお金をたくさん稼げるかを考えていました。そしてある日、「金儲けの旅に出よう!」と決意したのです。
占い師のミネアはしっかり者、踊り娘のマーニャはとっても明るい女の子。ふたりの姉妹は、父の仇を求めて旅を続けていました。世界でも名高い錬金術師だった父は、数年前、何者かに殺されてしまったのです。いったい何のために…?
ふたりの旅はつらく長いものになってしまいました。でも、決してへこたれることのないふたりです。果たしてふたりは、無事に仇討ちを遂げることができるでしょうか?
そして、最後の章では、いよいよ勇者が登場します。未知なる敵を求めて、勇者が旅立つ時がやってきたのです。今までの各章での主人公たちが、次々と勇者の仲間になり、パーティは次第に充実していくことでしょう。
取扱説明書6〜9ページの「ドラゴンクエストIVの構成」より
ファミリーコンピュータ本体に「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」のカセットを差し込み電源スイッチを入れる。 すると、オープニングが始まるので何らかのボタンを押そう。次に以下のような冒険の書の画面に移る。 テレビ画面に何も映らない場合はカセットや本体の端子部のほこりを取り除くなどしてから、もう一度電源スイッチを入れよう。
ぼうけんのしょをつくる |
ぼうけんをする ひょうじそくどをかえる ぼうけんのしょをつくる ぼうけんのしょをうつす ぼうけんのしょをけす |
冒険の書を選び、続きからプレイする
冒険の書を選び、表示速度(戦闘におけるメッセージの速さ)を変更する
表示速度は1〜8の8段階があり、1が一番速く、7が一番遅い
8はAボタンなどを押すことによってメッセージを流していく方式である
新しく冒険の書を作り、初めからプレイする
冒険の書を選び、任意の場所にコピーする
冒険の書を選び、削除する
初めてゲームをプレイする場合は「ぼうけんのしょをつくる」を選択する。 冒険の書は最大3つ作ることができるので、まず1〜3のどれかの番号に作ってみよう。 この後、主人公の名前入力に移る。名前は最大4文字で、濁点(゛)及び半濁点(゜)は1文字と見なされる。 入力できる文字は平仮名のみで片仮名は使用できない。
名前を入力し終わったら、いよいよあなたの冒険の始まりだ!
あなたの冒険はとても一日なんかじゃ終わらない。 一度、冒険を終わるには町の教会にいる神父、またはシスターと話し、「おいのりをする」を選んで冒険の書に記録してもらおう。 次回冒険を始める時は、冒険の書の画面で「ぼうけんをする」を選んで、前回記録した番号の冒険の書を選ぶ。 すると、冒険の書を記録した時の状態で、続きから冒険を始めることができるぞ。
ちょっとした不良で冒険の書が消えることがあるので、大事な冒険の書は「ぼうけんのしょをうつす」で写し、保険をかけておくとよい。
コントローラの使い方
ボタン | 移動中 | メインコマンド | 戦闘中 |
---|---|---|---|
方向キー | ・任意の方向へキャラを移動 | ・カーソルの移動 | ・カーソルの移動 |
Aボタン | ・メインコマンドを開く | ・コマンドの決定 | ・コマンドの決定 |
Bボタン | − | ・キャンセル | ・キャンセル |
START | − | − | − |
SELECT | − | − | ・表示速度を変える |
移動中にAボタンを押すと出てくるメインコマンドの説明
はなす じゅもん つよさ どうぐ そうび さくせん とびら しらべる |
隣接している人と話す/相手の方を向いていなければ駄目
「つよさをみる」…個々の詳細パラメータ、呪文を確認する
「じょうたい」…「HP.MP」「こうげき力」の2種類がある
「HP.MP」…全員のHPとMPの最大値及び現在値を確認する
「こうげき力」…全員の攻撃力、守備力を確認する
装備の確認、変更をする
目の前にある扉を開ける(鍵のかかった扉も鍵を持っていれば開けられる)
移動中に使える呪文を使用、確認する
アイテムを使用、確認する
「つかう」…アイテムを使用する
「みる」…トルネコのみのコマンド(種別、効果、装備可能者、売値などを鑑定できる)
「わたす」…アイテムを他のキャラに渡す(自分を選ぶとアイテムは一番下に移動する)
「すてる」…アイテムを投げ捨てる
「いれかえをする」…馬車の外に出るキャラを変更、並び替えをする
「ならびかえをする」…キャラの並び替えをする(第四章まで及び馬車使用不可の時)
「さくせんをねる」…第五章で作戦の変更をする
先頭キャラの足元を調べる
第5章で戦闘になると出てくる最初の戦闘コマンドの説明
たたかう にげる |
たたかう さくせん にげる |
たたかう いれかえ さくせん にげる |
※…左は主人公1人の時。中央は馬車がなく、かつ仲間がいる時。右は馬車がある、かつ仲間がいる時。
敵と戦う時に選ぶコマンド/戦闘コマンド2で主人公の行動を決めた後、仲間が作戦に従って行動する
「さくせんをねる」…作戦の変更をする
「じゅもんをみる」…個々の呪文を確認する
「どうぐをみる」…個々の道具を確認する
「いれかえをする」…馬車の外のキャラ1人を馬車の中のキャラ1人と入れ替える
「せんとうからはずす」…馬車の外のキャラ1人を戦闘から外し、馬車内に戻す
「せんとうにくわえる」…馬車の中のキャラ1人を馬車の外に出し、戦闘に加える
※いずれも馬車が使えないと入れ替えることはできない
戦闘から逃げ出す/失敗した場合、ほとんどの敵に攻撃される
第一章〜第四章で戦闘になると出てくる戦闘コマンド
及び第5章で戦闘コマンド1入力後に出てくる戦闘コマンドの説明
こうげき にげる ぼうぎょ どうぐ |
こうげき じゅもん ぼうぎょ どうぐ |
こうげき ぼうぎょ どうぐ |
こうげき にげる じゅもん どうぐ |
※…一番左は呪文が使えない者が先頭の時。左から2番目は呪文が使える者。右から2番目は呪文が使えない者が先頭ではない時。一番右は呪文が使える者が先頭の時。
装備している武器(または素手)で指定した敵を攻撃する
戦闘から逃げ出す/失敗した場合、ほとんどの敵に攻撃される
自分の受けるダメージを半減する
アイテムを使用、確認する/装備できる武器の場合、以下の2つに分かれる
「つかう」…武器を道具として使用する
「そうび」…その武器に装備変更と同時に「こうげき」を実行
戦闘中に使える呪文を使用、確認する
メインコマンドの「つよさ」→「つよさをみる」の説明
つよさ | 説明 | 最大値 |
---|---|---|
(職業) | 職業を表す | − |
せいべつ | 性別を表す | − |
レベル | 総合的な強さを表す/レベルアップ時は能力値が全体的に上昇する/呪文を覚えることもある | 99 |
HP | 現在のHP(ヒットポイント)の値/敵の攻撃でダメージを受けると減っていき、0になると死んでしまう | 999 |
MP | 現在のMP(マジックパワー)の値/呪文を唱えるたびに任意の値が減っていき、MPが足りなくなると、呪文が唱えられなくなる | 999 |
(装備) | 装備している「ぶき」「よろい」「たて」「かぶと」を表す | − |
G | 現在所持しているゴールドの値/アイテムを買う時に必要な、いわゆるお金/敵を倒して入手する他、宝箱の中にあることも | 99999 |
ちから | 「こうげき力」に影響 | 255 |
すばやさ | 「しゅび力」に影響/戦闘での行動順に影響 | 255 |
たいりょく | レベルアップ時に上がった値に応じて最大HPが上がる | 255 |
かしこさ | 呪文の覚えやすさに影響 | 255 |
うんのよさ | 状態変化の起きにくさに影響 | 255 |
さいだいHP | HP(ヒットポイント)の最大値 | 999 |
さいだいMP | MP(マジックパワー)の最大値 | 999 |
こうげき力 | 「ぶき」の攻撃力+「ちから」の値/「こうげき」コマンドで敵に与えるダメージに影響 | 385 |
しゅび力 | 「よろい」「たて」「かぶと」の守備力+「すばやさ」/2の値/敵から受けるダメージに影響/呪文などの特殊攻撃は、この値に影響されない | 482 |
Ex | 手に入れた経験値の累計を表す/敵を倒して戦闘に勝利すると数値が増え、一定の値に達するとレベルが上がる | 10000000 |
※「HP」「MP」「レベル」は、立ち止まってる時やメインコマンドを開いた時に下にも常時表示される。 また、「レベル」は職業と数値で表記され、職業の略称の右がレベルの値になる。 表記の例として「ゆ:99」は勇者(主人公)がレベル99という意味である。以下、職業の略称の一覧。
「ゆ」…ゆうしゃ/「せ」…せんし/「ひ」…ひめ/「し」…しんかん/「ま」…まほうつかい/「ぶ」…ぶきや/「う」…うらないし/「お」…おどりこ